装置と付属品のメンテナンス

効果的な治療を続けていくためには、装置のメンテナンスを欠かさないことが重要です。

 

 

装置のメンテナンス

質の高い治療を続けていくためには、装置のメンテナンスが欠かせません。たとえば、エアフィルタが詰まっていると、空気の加圧に悪影響を及ぼすおそれがあります。月に1回は睡眠治療装置を電源から外し、湿らせた布と中性洗剤で装置の表面を拭くことをお勧めします。電気が流れる部分は濡らさないように注意してください。

また、エアフィルタに穴が開いていたり、ほこりが溜まっていたりしないかを定期的に確認することも重要です。

レスメドのAirSenseエアフィルタのメンテナンスと交換

付属品の洗浄

定期的にメンテナンスや洗浄を行なうことで、性能を良好に保つとともに、患者さんに気持ちよく治療を受けてもらうことができます。

毎日の洗浄

エアチューブを外し、次の使用まで清潔で湿度の低い場所に掛けておきます。

チャンバーの蓋、プレート、ベースを取り外して洗浄します。ぬるま湯と中性洗剤を使用します。

きれいな水でよくすすぎ、直射日光が当たらない場所で自然乾燥させます。

 

注意:水チャンバーは、食器洗い機での洗浄も可能です。その場合は、食器洗い機の上段に置き、デリケートモードやガラス食器モードといった弱めのモードを選択し,65℃よりも高い温度で洗浄しないでください。

月1回の洗浄

治療装置と加湿器の外側を拭きます。湿らせた布と中性洗剤を使用します。

フリップ式の蓋からシールをはがし、洗います。ぬるま湯と中性洗剤を使用します。

エアフィルタを点検し、穴が開いていないか、ごみやほこりで詰まっていないかを調べます。必要があればエアフィルタを交換します。

水チャンバーに損耗や劣化がないか点検し、構成品に亀裂、曇り、へこみなどがある場合は交換します。

 

以下のものは、加湿器に損傷を与え、製品寿命を縮めてしまうおそれがあります。加湿器を洗浄する際に使用しないよう、患者さんに注意を促してください。

  • 漂白剤や、塩素、アルコール、またはアンモニアを含む溶液
  • 保湿剤、抗菌剤、またはグリセリンを含む石鹸
  • 水軟化剤および未承認の水垢除去剤

チューブとフィルタの交換

睡眠時無呼吸の治療においては、構成品の適切なメンテナンスが重要な意味を持ちます。ここでは、最適な治療に必要なフィルタ交換・チューブ交換のガイドラインをご紹介します。

チューブを交換する頻度

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治療の快適さを最大限に保つことができるよう、チューブは定期的に交換することをお勧めします。交換の目安は通常、6~12ヶ月ごとです。

 

エアフィルタの交換頻度

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湿度の高い環境やほこりっぽい環境では、使い捨てフィルタが長持ちしません。患者さんに毎月フィルタを目で見て点検し、フィルタを廃棄する必要があるかどうかを判断してもらうようにしてください。交換の目安は6ヶ月ごとですが、フィルタの状態によってはもっと短期間での交換が必要になることもあります。

 

装置と付属品に関するFAQへの回答

患者さんが旅行に行くのですが、商用電源が確保できるかどうか定かではないそうです。何か対策はありますか?

患者さんに旅行先でも治療を続けてもらえる方法があります。

 

患者さんの治療装置が夜間に停止するのはなぜですか?

いくつかの原因が考えられます。以下のページで原因特定と問題解決に役立つ情報をご確認ください。

 

患者さんが、治療装置を使用しているとなかなか眠れないようです。何か解決策はあるでしょうか?

患者さんが治療装置に慣れることは、睡眠時無呼吸の治療過程で重要な位置を占めます。