非侵襲的換気療法/侵襲的換気療法とは

機械的換気は、肺の中の空気と血液との間で行われる酸素と二酸化炭素の交換を促進し、呼吸苦の軽減が期待できます1

呼吸器疾患のある方は、息を吸うときに肺が十分な酸素(O2)を吸収できず、息を吐くときには不要なガスである二酸化炭素(CO2)の排出が困難になる場合があります。

機械的換気は、肺での酸素とニ酸化炭素の交換が効率的に行われるよう補助することができます。在宅で換気療法を実施する必要があると医師から診断を受ける例に以下があります。

  • 息切れ
  • 日中の眠気
  • 血液中の酸素濃度が低い、または二酸化炭素濃度が高い

病院や在宅で最も一般的に用いられるのは、非侵襲的換気療法です。

非侵襲的換気療法では、携帯型の人工呼吸器にエアチューブでつながれたマスクを装着します。治療として睡眠時および日中に人工呼吸器を用いるよう指示される場合があります。

非侵襲的換気のメリット

呼吸器疾患の患者さんにとって、非侵襲的換気療法には数多くのメリットがあります。

院内治療の場合

  • 早期回復
  • 合併症の低減、費用の削減
  • 早期退院1

在宅治療の場合

  • 息切れの緩和
  • 再入院のリスクの低減
  • 生活の質の改善、生存率の向上2,3,4

参考資料

  1. Ram F et al. Non-invasive positive pressure ventilation for treatment of respiratory failure due to exacerbations of chronic obstructive pulmonary disease. Cochrane Database Syst Rev. 2004;CD004104.
  2. Galli JA et al. Home NIV use following acute hypercapnic respiratory failure in COPD. Respi Med. 2014;108(5):722-8.
  3. Köhnlein T et al. Non-invasive positive pressure ventilation for the treatment of severe stable chronic obstructive pulmonary disease – A prospective, multicentre, randomized, controlled clinical trial. Lancet Respir Med. 2014;2:698-705.
  4. Duiverman ML et al. Two-year home-based nocturnal non-invasive ventilation added to rehabilitation in chronic obstructive pulmonary disease. Respir Res. 2011;12(112).