レスメドAirMini™

携帯型CPAP治療装置

小型で場所をとらず、持ち運びに便利な睡眠時無呼吸治療装置です1-4。水不要の加湿システム「HumidX」に加え、ActiveAirテクノロジーと強力なAutoSetアルゴリズムを採用しています。CPAP装置としては世界最小であり*、旅先での使用に最適です。また、手軽な設定と継続的なサポートを可能にする便利なアプリも用意されています。

サイズ

レスメドAirMiniは、市場に出ているどのCPAP装置よりも小型なので*、旅先でも手軽に治療を続けてもらうことができます。

スマート

レスメドAirMiniアプリにより、患者さん自身が快適な設定に調整できるほか、治療の進捗確認も簡単です。加えて、詳しい治療データをレスメドAirViewに送信し、医療者側で進捗をフォローアップすることもできるので、治療の成功につながります。

確かな実績1-4

レスメドの睡眠治療装置であるAirSense 10シリーズと同じアルゴリズムを採用しており、確実に患者さんをサポートします。

ActiveAirテクノロジー

レスメドは、換気フローを最小限に抑え、効率的に治療成果が得られるように、画期的なActiveAir排気テクノロジーを開発しました。

マスクとチューブの間に水が不要の加湿システム「HumidX™」を挿入できるので、呼気の暖かさと湿気をチューブの排出孔から逃がすことなく保持できます。

シンプルな使用法もさることながら、HumidXは水も電気も必要としません。独自のHeat and Moisture Exchange(HME:温熱湿気交換)テクノロジーが、チューブの呼気排出孔と連動し、患者さんの呼吸の温度と湿度を一定に保ちます。

装置からマスクに至るまでパフォーマンスを最適化

レスメドAirMiniに使用しているテクノロジーは、20シリーズのフルフェイスマスクや鼻マスク、AirFit P10マスク(レスメドAirMini用)などの最新のレスメド製マスクに特化しています。

そのため、個々の患者さんの治療、ライフスタイル、移動に関するニーズに対応しつつ、他のレスメド製品と比べても遜色のない治療が可能になります。

つながりを保つ

レスメドAirMiniアプリから患者さんの状況を管理し、レスメドAirViewを使って治療の進捗に関する最新状況を把握することができます。

また、設定もサポートの利用もかつてないほど簡単で、わずか数回のクリックで説明書などの資料にアクセスしたり、快適な設定に調整したりできます。

付属品でさまざまなライフスタイルに対応

患者さんの状況に合わせて柔軟にご利用いただくためのさまざまな付属品をご用意しています。

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HumidXシステム

レスメドAirMini専用の小型HME(Heat and Moisture Exchange:温熱湿気交換)システムで、快適かつ効果的な加湿が可能になります。HumidXとHumidX Plusの2種類をご用意しています。

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レスメドAirMiniマウントシステム

ベッドフレーム、ベッド脇のテーブル、壁、飛行機の座席ポケットなど、レスメドAirMini装置をさまざまな場所に固定することができます。

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レスメドAirMiniキャリーバッグ

レスメドAirMini装置を持ち運び、どこに行っても睡眠治療を行なうことができます。小さくてかさばらず、装置や部品をひとまとめにしておくことができるので、いつでも準備万端です。

FAQ

レスメドAirMiniのエアチューブでは、本体や対応するマスク(30シリーズおよび20シリーズのマスクやレスメドAirMini用AirFit P10マスクなど)との接続に専用のコネクタを使用します。CPAP治療のための新しいテクノロジー(ActiveAir呼気排出孔、HumidX無給水加湿システム、レスメドAirMini本体の小型化など)を導入しつつ、他のレスメド製品と同等の高い治療効果を実現するには、この専用コネクタの採用が欠かせませんでした。コネクタは最新のレスメド製マスクに対応しており、AirSenseなどのCPAPシステムをお使いの場合でも、レスメドAirMiniシステムに簡単に切り替えることができます。

通常のマスクには、呼気排出孔として1つ以上の孔が開いており、吸気の前に呼気を排出する機能を果たしています。この仕組みはCO2の再呼吸を最小限に抑えると同時に、最低限のCPAP圧でも必要十分な空気排出量を確保するためのものです。通常のマスクの場合、CPAP圧が高くなるにつれて排出量が増えていきます。ところが、必要十分な排出量を超える空気を排出しても、メリットは特にありません。ActiveAirは、CPAP圧に反応して動作するシリコン膜の安全弁を採用しています。マスク内の圧力が高まると、ActiveAirにより、システムからのCO2ウォッシュアウトが維持される水準まで空気の排出が抑制されます。その結果、レスメドAirMini装置の圧力が高いときの空気排出量が少なくなります。

呼気排出孔の位置変更により、患者さんやマスクと呼気排出孔との間にパッシブ加湿器「HumidX」を取り付けることができるようになりました。HumidXは、患者さんの吐く息が外に排出される前に、その呼気から温熱と湿気を取り込む仕組みになっています。そのため、正しく機能を発揮させるには、呼気排出孔の位置変更が欠かせませんでした。

オプションのHumidXシステムをエアチューブに取り付けると、患者さんの呼気がマスクの排出孔に到達する前に、HumidXを通過するようになります。HumidXは、排出前の呼気から温熱と湿気を取り込み、吸気に戻す役割を果たします。HumidXの動作は、鼻の自然な加湿プロセスを模したものであり、CPAP治療中の吸気の湿度を高める効果があります。以上のような仕組みが、使いやすさと呼吸の快適さの向上につながっています。

HumidXは開封後30日で交換しなければなりません。30日間毎日HumidXを使用していたわけでなくても、交換が必要です。HumidXの設計寿命は、治療期間内の使用日数ではなく、開封後の日付に基づきます。

レスメドは30日を超えるHumidXの使用を推奨していません。HumidXには設計寿命を超える期間のテストを実施していますが、レスメドがサポートしている安全使用期間は30日です。30日を超えてHumidXを使用すると、清潔さ、加湿性能、呼吸の快適さが低下し、レスメドAirMiniの安全で効果的な使用に悪影響が及ぶ可能性があります。HumidXをはじめ、レスメドAirMiniシステムの構成要素は、いずれも取扱説明書に従って定期的にメンテナンスするようにしてください。

レスメドAirMiniの治療モードは、AirSense 10 オートとまったく同じで、CPAP、AutoSet(レスポンスのオプションあり)、AutoSet Fの3種類があります。

レスメドAirMiniは、患者さんの好みに応じて、シンプルな操作性と豊かな使用感のどちらも選択できるように設計されています。そのため、レスメドAirMiniはシンプルにボタン1つで操作することも、付属アプリで充実した機能を使用しながら治療を受けることも可能です。

レスメドAirMiniシステムは、ActiveAirとHumidXという2つのテクノロジーを使用することにより、世界最小クラスのCPAP装置でありながら、他のレスメド製品と同等の高い治療効果を実現しています。そのため、レスメドAirMiniやこれらの革新的なテクノロジーに適合した新しいマスク群を開発する必要がありました。

レスメドAirMini本体をスマートデバイスに接続する前に、最新バージョンレスメドAirMiniアプリをスマートデバイスにインストールしておく必要があります。最新バージョンをインストールしていない場合は、App Store™またはGoogle Play™からレスメドAirMiniアプリをダウンロードしてください。ダウンロードが終わったらレスメドAirMini本体を正しく設定し、電源にプラグを差し込みます。設定の詳細は、装置の取扱説明書をご確認ください。次に、スマートデバイスでBluetooth®を有効にします。Bluetooth®を有効にする方法は、スマートデバイスの取扱説明書を参照してください。レスメドAirMiniアプリの初回起動時に、Cookieの使用に対する同意の確認と、レスメドの利用規約およびプライバシーポリシーの承諾が求められます。ようこそ画面でチェックボックスをオンにして、[続行]をタップします。レスメドAirMiniアプリでレスメドAirMini本体のBluetooth®ボタンを押すよう促すメッセージが表示されたら、本体のBluetooth®ボタンを押します。レスメドAirMiniでBluetooth®を使用でき、接続準備が整った状態になると、レスメドAirMini本体のランプが青く点滅を始めます。スマートデバイスで、[接続]をタップします。レスメドAirMini本体が検出されたら、付属品選択リストに「ResMedXXXXXX」という装置名が表示されます。リストから、この装置名を選択します。レスメドAirMiniとスマートデバイスを初めて接続するときは、認証の手続きが必要になります。レスメドAirMiniアプリでメッセージが表示されたら、[スキャンコード]をタップして、認証プロセスを開始します。レスメドAirMiniアプリに、スマートデバイスのカメラの使用を許可して、カメラの表示フレーム内に装置のQRコードを映すように促すメッセージが表示されます。注意:QRコードはレスメドAirMini本体の背面にあります。このほか、機器の背面に記載されている4桁のキーを入力して、認証を受けることもできます。最後に[続行]をタップします。接続に成功したら、レスメドAirMiniアプリの右上にBluetooth®接続アイコンが表示されます。注意:レスメドAirMiniは電源につながっている限り、待機モードで電源オンの状態になっています。電源につながっているレスメドAirMiniにBluetooth®をオンにした認証済みスマートデバイスが近づくと、両者が自動的に接続されます。1台の装置に一度に接続するスマートデバイスの数は、1つだけにしてください。

参考資料:
*2020年2月6日時点

    1. Netzel et al. APAP device technology and correlation with patient compliance. Somnologie – Schlafforschung und Schlafmedizin 2014; DOI: 10.1007/s11818-014-0662-0.
    2. Isetta et al. Comparative assessment of several automatic CPAP devices’ responses: a bench test study. ERJ Open Res 2015;1:00031-2015.
    3. Zhu et al. All APAPs are not equivalent for the treatment of sleep disordered breathing: a bench evaluation of eleven commercially available devices. J Clin Sleep Med 2015 11(7):725-34.
    4. Isetta et al. Novel Approach to Simulate Sleep Apnea Patients for Evaluating Positive Pressure Therapy Devices. PLoS ONE 11(3): e0151530.doi:10.1371/journal.pone.0151530.