拘束性肺疾患

拘束性肺疾患の症状と治療法についてご説明します。

 

拘束性肺疾患とは

胸壁は呼吸のメカニズムに不可欠な役割を担っています。胸壁には、骨格(肋骨、脊椎、胸骨)と呼吸筋(呼吸に関与する器官)、そして中枢神経系から呼吸筋につながる神経が含まれます。拘束性肺疾患の患者さんは、呼吸が制限されることが多く、長期の呼吸不全に悩まされている場合があります。呼吸不全につながる拘束性肺障害の主なものには、胸郭形成後の胸郭変形、脊柱側弯症、脊柱後側弯症があります。

 

拘束性肺疾患の患者さんには、以下のような呼吸不全の症状がみられます

  • 呼吸困難(動作中の息切れ)
  • 起座呼吸(寝ている状態での息切れ)
  • 末梢性浮腫(脚や足首のむくみ)
  • 繰り返し発生する胸部感染
  • 起床時の頭痛
  • 疲労
  • 質の低い睡眠
  • 食欲不振

拘束性肺疾患の治療が重要な理由

拘束性肺疾患は骨格、呼吸筋、神経といった領域に悪影響を及ぼす病気であり、そのために患者さんの筋肉が衰え、自力で呼吸できなくなるおそれがあります。当然のことながら、日中にしっかりと呼吸ができなくなれば、さまざまな活動を楽しむ気力や体力がなくなります。また、夜間に適切な呼吸ができなければ、身体機能が十分に休息できないので、次の日のための体力が温存できません。

人工呼吸器の使用が適切であると医師などの医療従事者が判断した場合は、機器による治療が開始されます。拘束性肺疾患により引き起こされる呼吸と睡眠の問題を治療すると、患者さんの生活の質が向上する可能性があります。人工呼吸器での補助によって呼吸の質が向上し、健康的な毎日を送れるようになるかもしれません。

拘束性肺疾患の治療法

拘束性肺疾患の治療法

人工呼吸器は患者さんが毎日を快適に過ごし、夜はぐっすり眠って、人生を謳歌することができるようサポートするための治療機器です。

一般に換気療法の目的は、呼吸器系の機能を補助して、患者さんの呼吸を楽にすることです。換気は侵襲的または非侵襲的な方法で行われます。