レスメドLumis HFT
COPDに対するハイフロー酸素療法
レスメドLumis HFTは、COPDの患者さんに一定流量の加温加湿したエアを届け、ハイフロー酸素療法のベネフィットをもたらすことを目的とした装置です。在宅での使用が可能となり、慢性的な咳痰症状を伴うCOPD患者さんに適しています。
内蔵通信機能により、装置データが呼吸装置治療支援プログラムレスメドAirView®に送信され、装置の使用状況などを遠隔モニタリングが可能
使い勝手抜群のHigh Flow装置で在宅治療をシンプルに
Lumis HFTは一晩の使用で途中の給水が不要です*。流量、温度、加湿レベルを調節したりすることも可能です。また、主治医が酸素添加の有無を切り替えることも可能です。ユーザーインターフェイスは、直感的に簡単操作できるデザインを採用。HumidAir™加湿器の水チャンバー(Reusable)は給水できるタイプで、ClimateLineAir™加温チューブとともに取り外し簡単で洗いやすく、繰り返し使えます。小型で軽量、静音設計の Lumis HFTは、患者さんの生活にそっとなじんで、快適な在宅治療を実現します。
セットアップも、タイトレーションも、患者さんのモニタリングも簡単
たった3つの操作ボタンとシンプルなインターフェイスで、新しい患者さんの設定とタイトレーションを簡単に済ませることができます。慢性的な咳痰症状に悩まされ、在宅酸素療法(LTOT)を受けているCOPDの患者さんに、簡単な手順で酸素の添加と加湿を処方できます。必要に応じて、酸素飽和度のモニタリングも可能です**。フィルタ、加湿器の水チャンバー、加温チューブなどの付属品は、標準のCPAP装置レスメドAirSense10と共通しており、トレーニングやメンテナンス、在庫管理の簡素化にもつながります。
Lumis HFTと組み合わせて使用できるアクセサリー
レスメドオキシメータアダプタ
レスメドオキシメータアダプタを介して、ResMedパルスオキシメータモジュール(認証番号:221AABZI00185000)をLumis HFTに接続し、酸素飽和度を記録することができます。
ClimateLineAir加温チューブ
ClimateLineAir加温チューブは、加湿された空気がチューブを通る間に冷えないよう温度を保ちます。
HumidAir加温加湿器
装置内蔵式HumidAir加温加湿器は、乾燥や鼻づまりの軽減に役立ちます。
Lumis HFTについてのFAQ
うるさいかどうかは主観になりますが、動作音は流量の設定によって異なります。Lumis HFTは静音設計になっているので、使用中に眠ったり話したりすることができます。
はい。ただし、口呼吸をしていると、治療の効果が低下する可能性があります。
Lumis HFTは治療データと装置データを記録し、簡単な操作で装置の使用状況をモニタリングできます。パルスオキシメーターと接続すると、SpO2を記録できます。また、呼吸装置治療支援プログラムレスメドAriView®により、装置データの遠隔モニタリングも可能です。
ハイフロー酸素療法のウォッシュアウトにより、薬剤の沈着が少なくなるため、お勧めしません。
Lumis HFTは酸素添加の有無にかかわらず使用することができますが、担当医の処方に従ってください。
酸素濃縮器から最大15L/分の酸素を定流量でLumis HFTに添加できます。あるいは、患者さん自宅の酸素ボンベや、病院では壁面の供給口を酸素供給源とすることも可能です。
Lumis HFTではレスメドAcuCare HFNCカニューラの使用がバリデートされています。患者さんに合わせてサイズを選択してください。
Lumis HFTは、アラーム音を鳴らす設計をしておりませんが、安全のためにアラートメッセージを表示し、装置の動作を調整する機能を備わっています。一部のアラートは設定変更可能で(水チャンバーが空になったときのアラートなど)、それら以外のアラートは常時オンになっています。
いいえ、侵襲的療法や気管切開を伴う場合には、Lumis HFTの使用は禁忌です。
ウォームアップには、そのときの室温に応じて10~20分ほどかかります。ウォームアップの途中いつもでも治療を開始できますが、ウォームアップが完了してから治療を開始することをお勧めします。治療が中止されると、装置は自動で乾燥モードになり、90分後に待機モードに入ります。
いいえ。酸素は供給源から添加され、装置内で空気と混合されます。
Lumis HFTは、生命維持が必要な患者さんには適しません。
レスメド社が推奨のカニューラのみをご使用ください。
*Lumis HFTは、15L/分のフローでは16時間の運転が可能(設定:加湿レベル3、室温23℃)。詳細は装置の取扱説明書をご参照。
**パルスオキシメーターと接続されている場合。